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きもの伸裳
川棚温泉街の中心地にある、静かな佇まいのお店。
北九州市小倉で紳士服販売をしていた店主が、地元の川棚で呉服屋を1995年(平成7年)に開業しました。
もともと店主のお祖⺟様が呉服店を営んでいたことも、開業のご縁となったそうです。
現在、お店を切り盛りしているのは、店主の奥様。
子どものころから自ら着付けをするほど着物が大好きだったそうで、川棚温泉街での開業がとても嬉しかったと言います。
着物といえば、⽇本古来の伝統文化。
かつては、嫁入り道具の必需品でもありました。
現在では、趣味で着る人や貸衣装店なども増えてきて、随分身近なものになりつつあります。
国家資格の一級着付技能士である奥様は、「親から子、子から孫に引き継がれてきた着物の中にある想いをつなぎ、生き返らせたい」、「今お持ちの着物を上手に活用してもらいたいし、そのためにもコーディネートなどについて、若い世代を中心にアドバイスしていきたい」と、着物に対する愛情と情熱を語ってくれました。
販売だけではなく、「着物のよろず相談処」として、お客様とのつながりを大切にしている「きもの伸裳」。
奥様の着物とお客様に対する誠実さ、真摯な姿勢が、取材の中でしっかりと伝わってきました。 -
濱崎鮮魚店
響灘の水面を思わせる青龍街道沿いの青い建物。
店内には、大きな水槽がなんと6つ。
まさに「タイやヒラメが舞い踊る」かのように、アジ、ブリ、マサバ、ヒラマサ、カキ、サザエなど、旬な魚介を10~15種揃えています。
水産学校の出身で、漁師や漁協勤務の経験があるオーナーは、土木施工管理士1級の資格も持つ、海にも山にも強い男。
そんなオーナー自ら、角島漁港などから新鮮な魚を仕入れ、ご要望に応じて、店内で捌いて提供してくれます。
大きな水槽がある強みは、新鮮な魚を安定的に販売できること。
時化(しけ)などで入荷が少ないときでも、在庫をしっかり確保できるので、ここに来ればどんなときでも新鮮な魚を購入できます。
福岡や広島からのお客様がお見えになるのも納得です。 -
rinne ethical market
2023年4月に開業した、“自然に寄り添い、生かし合う暮らし”を提案するグローサリーストア。
「rinne」は“つながる、巡る、循環する”という意味で、オーナーは、「そのベースとなる場所になる」というコンセプトでこのお店を立ち上げたと言います。
オーナーご自身は、下関市彦島のご出身で、関東エリアでサステナブルや環境保全に関連するコンサルティング業などの仕事を行っていましたが、下関市豊浦町の“温泉があり、美しい日本海があり、自然の里山があり、魚も美味しい”、そして、“外から来た人を懐深く受け入れる地域性”に魅かれ、移住を決意しました。
取り扱う商品は、オーナーご夫婦のつながりで、地元で活動しているクラフト商品の生産者から仕入れる“自然への配慮や生産者の思いが込められているもの”ばかり。
商品の販売のみならず、ヨガ教室や紐トレ教室の開催や、この地域の“良いもの”を知ってもらう機会として、定期的にファーマーズマーケットやそして自然食材を使った料理教室も開催しています。
詳しくは、SNSでご確認ください。 -
革創作工房 TSU-CHEY
京都で中学校の美術教師をされていたオーナーが、下関市豊浦町川棚を気に入り移住。
奥様の祖父様の実家をリノベーションして、周囲の自然に溶け込み、可愛い動物たちがお迎えする、なんとも素敵で遊び心満載な空間を創造されました。
オーナーが製作した様々な革製品はもちろん、お客様のご希望やこだわりに応えるオーダーメイドも承ります。
「ランドセルリメイク」も大好評。
使わなくなったランドセルを、5,500円(税込み)で小銭入れやキーホルダーなどにリメイクします。
本革でも合成皮革でも見事に再生させるその技・その姿は、まさにマエストロ。
クラフト教室やワークショップも開催していますので、興味のある方はぜひお訪ねください! -
ギフトハウスかみなか
地元はもちろん、町外からの来店もある、川棚温泉のギフトが主な雑貨屋さん。
誕生日のプレゼントや、進学などのお祝いの品を求めるお客様が多いお店です。
葬儀会社がオーナーということもあって、お店の奥には仏事の返礼品などが数多く取り揃えられており、満中陰や年忌法要など、いざというときにも大変頼りになります。
ご進物用のお線香や、足袋などの和装小物も充実。
可愛い雑貨や文具、季節の旬なアイテムがにぎやかに陳列されており、ぜひ一度のぞいてみてください。
もう一つの看板商品は、ソフトクリーム。
バニラやチョコレートなど21種類から選べます。
季節限定の味もあり、こちらもおススメです。 -
しかしわがし
「世界に誇る和菓子という文化を残し、発展させ、国や年齢を問わず、たくさんの方に知ってもらいたい」という熱い思いから、新しいカタチの和菓子作りに挑戦。
昔ながらの和菓子も、新しい和菓子も、「“しかし” それも “和菓子” です」というのが店名の由来で、「和菓子を食べる人と、そこで働く人を増やす」というテーマのもと、日々挑戦を続けています。
看板商品のたっぷりきな粉と黒蜜でいただく「とろける極上わらび」は、まさに新食感。
季節ごとの品揃えも充実していて、春の桜餅などの定番商品はもちろん、抹茶、ホイップクリーム、いちごを乗せた「春だんご」など新商品の開発にも力を入れています。
「わらびっちゃ」では、わらび餅の味を5種類から選び、これに抹茶、ほうじ茶、黒蜜きな粉豆乳の3種類から選んでかけて召し上がれ。
甘くて涼やかなその味は、川棚温泉の湯上がり散歩のお供にも最適です。
入口の足元にある可愛いお団子の絵と、店内の「人生に甘さを」の文字に癒やされます。 -
元祖瓦そば たかせ
「川棚に人を招きたい・盛り上げたい」という思いを持った初代店主が、お客様に「見て楽しい、食べて美味しい料理を」と考案したのが、「元祖瓦そば」。
温泉資源を守るために、江戸の昔から庶民にも瓦の利用が特別に許されていた川棚温泉には、瓦の上で食材を焼いていたというエピソードも残っており、それにインスパイアされたとか。
全国各地から、ここを目当てに来るお客様も多数。
「目の前に出された瓦そばを見た時にお客様が驚く様子と、食べた時に感動してもらえるのが誇り」という従業員の皆さんが、明るくテキパキとサービスしてくれます。
「元祖瓦そば」と並ぶ名物「うなめし」や会席料理も、ぜひご賞味あれ。
川棚温泉街には、「本館」、「南本館」の2店舗があります。