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湯玉の漁港を見守る、大敷網漁発祥の碑。

宇賀・小串エリア

日本大敷網漁業発祥の地

大敷網漁(おおしきあみりょう)とは、魚を垣網(かきあみ)で誘導し、あらかじめ設置していた袋網(ふくろあみ)の中に追い込んで捕る定置網漁の一つ。
その発祥が、ここ下関市豊浦町宇賀の湯玉にあります。

1656年(明暦2年)、回遊する魚の群れを目にした地元の漁師・山本惣左衛門が、これを捕らえる「魚敷網」を発明。
彼の死後・1668年(寛文8年)に、子の勘兵衛が、魚敷網に改良を施したのが「湯玉大敷網」です。
「湯玉大敷網」は、画期的な漁法として長崎県の五島や対馬にまで伝わり、西日本各地で沿岸漁業の中心的な役割を担うようになりました。
湯玉漁港の北側にある山のふもとには、農林水産大臣・周東英雄の揮毫(きごう)による記念碑が建てられ、今も湯玉漁港を見守っています。

現在では、湯玉漁港で定置網漁を営む漁師はいなくなりましたが、湯玉にかつてのにぎわいを取り戻そうと、4月から12月までの月に2回、山口県漁協湯玉支店による朝市「フレッシュ湯玉」が開催され、新鮮な活魚を求める多くのお客様が訪れています。

お問合せは、豊浦町観光協会(083-774-1211)まで。

インフォメーション

日本大敷網漁業発祥の地

下関市豊浦町宇賀湯玉
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