本と人の交差点。市内唯一のブックマンション。
吉永・涌田後地エリア
ブックマンション エルピスしものせき
国道191号沿い、「コインランドリー ぷく」の敷地・建物の中にある「ブックマンション エルピスしものせき」。
本好き・読書好き・書店好きな方たちに店内の「棚」を貸し出し、“ひと棚店主”として入居してもらう、新しい形態の古本屋さんです。
同様の店舗形態は全国では増えつつあるものの、下関市内では唯一(2024年現在)なのだそう。
置いてある本は、漫画から歴史書まで様々で、“ひと棚店主”それぞれの個性が見えてきます。
中央の平積みコーナーでは、歴史・旅行などのコンセプトを決めた定期的な入替えがなされ、何度行っても飽きない工夫が。
中には、オーナーご自身のとても貴重な蔵書も置いてあり、"一見の価値あり”です。
本だけでなく、地元や近隣で活躍するアーティストによるハンドメイド雑貨などもあり、「今後は、絵画も取り扱っていきたい」とのことでした。
オーナーは、下関市内の中学校で教鞭をとっていた国語の先生で、元来読書好き。
だからこそ、書店がないこの地域に「それなら自分が!」と、一念発起して開業されました。
遠方に暮らすかつての教え子たちも、立ち寄ってくれるそう。
オーナーのお人柄から「素敵な先生だったんだろうなぁ」と、容易に想像できました。
「本をお求めのお客様はもちろん、洗濯待ちで立ち寄ったりなど気軽に利用してほしい」とのことです。
気分は古本屋の主。
毎日の店番は、"ひと棚店主”の交代制です。 入居する"ひと棚店主”になれば、古本屋の主になったような気分も味わえます。 こういうのに憧れる方、多いのでは?