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鏝絵(こてえ)の家々(室津地区)
明治時代に二度の大火に見舞われ、地区の大半を焼失してしまった室津地区。
その復興にあたっては、防火対策・延焼対策として、“家屋の壁面を赤土で固め、その上に漆喰を塗る”という、江戸時代からの比較的新しい施工方法が取り入れられました。
これらの対策を行った島根県の「石洲左官」と呼ばれる集団が、魔除けやお祝いとして壁に鏝で絵を描いたのが、「鏝絵」の由来といわれています。
それらの絵はどれも躍動感があり、石洲左官らの精巧で芸術的な職人技を今に伝えています。
一時は30軒以上ありましたが、現在は10数軒にまで少なくなりました。
この地域では、「鏝絵」を保存するため、家の改築や取壊しの際に「鏝絵」を公民館に移設するなど、その文化を後世に伝えていく取組を継続しています。
ボランティアのガイドを予約すれば、全体を案内してもらえます。
お問合せは、室津地区活性化推進協議会(090-9465-9476(会長 樽本))まで。