筑本 真生(ちくもと まき)さん
「川棚グランドホテルお多福」フロント担当
「たくさんの人を癒やしたい、もてなしたい」。
ホテルや川棚温泉を訪れたお客様をお迎えするときの、そんな温かい気持ちは、どこから生まれるのでしょう。
ホスピタリティマインドあふれる筑本さんに、仕事への、そして豊浦・川棚への思いをお聞きしました。
川棚温泉街のランドマーク的な建物にもなっている「川棚グランドホテルお多福」。
そのフロントに立つ筑本さんは、フロント業務のみならず、ホテルで開催するイベントなどの企画業務も担っています。
ご出身は旧下関市内ですが、このホテルに縁あって就職し、通っているうち、自分自身が川棚の自然に癒やされていたと感じたそうです。
お客様をお迎えする際は、「自分自身が自然の中でいつも感じている“癒やし”を、お客様にも感じてほしいと願っています」と話してくれました。
企画業務では、「川棚の歴史や物語に色付けをして、お客様にそれを伝え、知ってもらえることにやりがいと感じるとともに、自分自身が知識を習得する機会にもなっています」と筑本さん。
例えば、長州藩出身の初代外務大臣、井上馨の愛した「井上式料理」を再現するイベントを企画したときのことです。
筑本さんは、“甘酒とらっきょうを混ぜたカクテル”や、“蘭の花が入ったお吸物”など、一風変わった「井上式料理」を現代風にアレンジして振る舞うことを考案。
参加を募集すると、定員がすぐに埋まってしまい、このイベントは、歴史ファンの間で話題沸騰だったそうです。
そんな筑本さん、子どものころは、とてもマイペースな女の子だったと言います。
仲良しの妹さんと一緒に家を出ても、自分だけ始業時間に間に合わないことがよくあったのだそう。(なぜに?)
(ちなみに、筑本さんの妹さんは、川棚温泉街でハワイアン雑貨のお店をされています。)
その一方、人とおしゃべりするのもお好きだそうで、そんなベースが今の仕事に繋がっているのかもしれません。
人を癒やすことに興味と関心を持ち、以前、アロマテラピーやトリートメントの仕事に就いたこともあるのだそう。
そんな中、「より多くの人を癒やせる仕事をしたい」と感じていたところ、「川棚グランドホテルお多福」の求人募集を発見。
“癒やし”の代名詞ともいえる温泉があるホテルでのフロント・企画業務は、「たくさんの人を癒やしたい」と願う筑本さんにとって天職だったのではないでしょうか。
充実した毎日を送っておられる筑本さんに、「豊浦のいいところは?」とお尋ねしました。
筑本さんは、「ここの自然に自分自身が癒やされているし、いいところで仕事をしているという実感があります。毎日違う表情を見られる通勤中の景色も好きです。最近は、他のエリアから移住して来る方々も増えていて、その人たちとの交流の場が増えてきていることも良いことろです」と答えてくれました。
- 穏やかで優しい、豊かな風土を持つ豊浦。-
- その自然に魅せられてやってくる方たちとのふれあい。-
誇りを持って働いている筑本さんのおもてなしとイベントは、きっと多くのお客様を魅了してくれるはずです。